喫煙・飲酒の習慣がある方へ|新宿・東新宿駅前こばやし消化器内科

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愛煙家でお酒をよく飲む

喫煙・飲酒の習慣がある方へ|新宿・東新宿駅前こばやし消化器内科

概要

日常的に喫煙し、かつ飲酒量が多い状態は、医学的に「重複がん(じゅうふくがん)」のリスク要因として知られています。タバコに含まれる発がん性物質と、アルコールの代謝産物であるアセトアルデヒドが、口腔、咽頭、食道、胃、大腸、肝臓などの粘膜に影響を与えることが報告されています。

特に、お酒を飲んで顔が赤くなるタイプ(フラッシング反応が出るタイプ)の方が喫煙を続けている場合、食道がんのリスクが高くなることが報告されています。アルコールがタバコの有害物質を粘膜に浸透させやすくする「相乗的な発がん促進」が起こるためです。

喫煙・飲酒と関連する疾患

  • 食道がん(扁平上皮がん)・咽頭がん・口腔がん:喫煙と飲酒の組み合わせと関連が報告されています。
  • 胃がん・大腸がん・肝がん・膵がん:消化器全般のリスクと関連することがあります。

症状の特徴

初期段階では自覚症状が乏しいことが特徴です。一方で、粘膜の慢性的な炎症により「のどの違和感」「胸の奥がしみる感じ」「慢性的な咳や痰」などを感じている場合があります。

飲酒中や喫煙直後に、のどや食道の粘膜に軽い痛みや熱感を覚えることがあります。長年の習慣により、粘膜が厚くなったり(角化)、薄くなったり(萎縮)する変化が起きていることがあります。

  • 食べ物を飲み込む際のかすかなつかえ感:内視鏡検査による確認が推奨されます。
  • 声が以前より枯れやすくなった:内視鏡検査による確認が推奨されます。
  • 声のかすれが1ヶ月以上続く場合:医療機関での確認が推奨されます。

合わせて起こりやすい症状

胸やけ、胃もたれ、酸っぱいものが上がる呑酸(どんさん)などを伴うことがあります。喫煙は下部食道括約筋を緩め、胃酸の逆流に関係することがあります。アルコールは胃粘膜に影響するため、慢性胃炎や胃潰瘍を併発しやすくなることがあります。

慢性的な咳、息切れ、疲れやすさがみられることがあります。喫煙と飲酒の組み合わせはビタミンB群やCなどの栄養素に影響することがあり、肌荒れや口内炎が治りにくいといった変化が現れることもあります。理由のない体重減少がある場合は、内視鏡検査による確認が推奨されます。

考えられる主な原因

喫煙・飲酒と消化器疾患のリスクには、以下のような背景があります。

相乗的な発がん機序

タバコの煙に含まれるベンゾピレンなどの物質は、アルコールに溶けやすい性質を持っています。お酒を飲みながらタバコを吸うことで、これらの物質が食道や胃の粘膜に留まりやすくなることが報告されています。アルコールの代謝物であるアセトアルデヒドは、DNAの修復に関わる機能に影響することが知られています。

慢性的な低酸素と炎症

喫煙による一酸化炭素の吸入は、全身の細胞が利用できる酸素量に影響します。そこへアルコールによる血管拡張と心拍数の増加が加わることで、循環器への負担が増えるとともに、粘膜の状態に影響することがあります。

関連する疾患

食道がん(特に扁平上皮がん)、咽頭がん、口腔がん、胃がん、大腸がん、肝がん、膵がんなどが、喫煙・飲酒との関連で報告されています。消化器以外でも、肺がんや膀胱がん、心筋梗塞、脳卒中、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などとの関連が指摘されています。

原因を調べるための検査

喫煙・飲酒の習慣がある方の食道・のど・胃の状態を確認するため、以下のような検査を行います。

主な検査方法

  • 上部消化管内視鏡検査(胃カメラ):喫煙・飲酒習慣がある方にとって、確認しておきたい検査の一つです。「喉(咽頭・喉頭)」と「食道」を重点的に観察します。画像強調観察(NBI)を用いることで、通常の光では確認しにくい粘膜の変化を確認することができます。
  • ヨード染色検査:内視鏡中に食道へヨード液を散布し、染まらない領域(不染帯)の有無を確認する検査です。喫煙・飲酒習慣が長い方では、この不染帯が複数箇所にみられることがあり、食道粘膜全体の状態(フィールドキャンサリゼーション)を確認する参考になります。
  • 腹部超音波(エコー)検査:肝臓や膵臓の状態を確認します。アルコールによる肝臓への影響や、膵臓の状態を評価します。当院では必要に応じて、提携する高度医療機関と連携して実施します。
  • 血液検査:肝機能(γ-GTPなど)、腫瘍マーカー、貧血の有無を確認します。

早めの受診が推奨されるケース

喫煙と飲酒の習慣がある方は、定期的な内視鏡検査による確認が推奨されます。

  • 飲み込む時のつかえ感や痛みがある場合
  • 声のかすれが1ヶ月以上続く場合
  • 黒色便が出る場合
  • 半年で体重が数キロ減少した場合

「朝起きた時のどの調子が悪い」「食事が美味しく感じられなくなった」といった変化も、内視鏡検査による確認の目安になります。喫煙と飲酒の両方の習慣がある場合、喉と食道など複数の部位に同時にがんができることがある(重複がん)ことを踏まえ、定期的な検査が推奨されます。

このリスク群で見つかるがんは、早期であれば内視鏡治療が選択肢となります。「自分はまだ大丈夫」と判断する前に、ご自身のリスクを確認したうえで、定期的な内視鏡検査をご検討ください。

当院は東新宿駅徒歩30秒・新宿三丁目駅徒歩8分と、新宿エリアからアクセスしやすい立地です。症状や検査結果に応じて内視鏡検査をはじめとする各種検査をご提案し、必要に応じて連携する基幹病院へのご紹介にも対応しています。気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。