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ピロリ菌ってなに?
ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は、胃の粘膜に感染する細菌です。胃酸分泌が少ない幼児期に感染することが多く、感染しても自覚症状がないケースがほとんどです。
- 感染時期:胃酸分泌が少ない幼児期に感染することが多い
- 自覚症状:ほとんどの場合、無症状
- 感染率:高齢者で感染率が高く、若年者では低い傾向
ピロリ菌と胃がんの関係
ピロリ菌に感染すると、胃の粘膜に慢性的な炎症(胃炎)が起こります。この状態が長く続くことで、胃がんが発生しやすい環境が作られます。
ピロリ菌は胃がんの主要な原因のひとつ
1526名の日本人患者を対象とした長期追跡研究では、ピロリ菌感染者の2.9%に胃がんが発症した一方、非感染者には胃がんが1例も発症しなかったことが報告されています。
(出典:Uemura N, et al. N Engl J Med. 2001;345:784-789.)
また、早期胃がんを内視鏡で切除した後にピロリ菌の除菌治療を行うことで、胃の別の部位に新たな胃がんが発生するリスクが約66%低下することも報告されています。
(出典:Fukase K, et al. Lancet. 2008;372:392-397.)
当院で受けられるピロリ菌検査
以下の方法でピロリ菌の検査を行っています。
- 血液検査:採血によってピロリ菌に対する抗体を調べます
- 呼気検査:息を吹き込むだけで感染の有無を確認できる、体への負担が少ない検査です
※より正確な診断のために、内視鏡検査(胃カメラ)が必要となる場合があります。
ピロリ菌がいたらどうする?
ピロリ菌が見つかった場合は、除菌治療を行います。
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薬を7日間服用する
除菌薬を7日間飲むだけです。入院は不要で、日常生活を送りながら治療できます。
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除菌判定(約4〜8週間後)
服用終了から約4〜8週間後に、除菌できたかどうかを確認する検査を行います。90%以上の方が除菌に成功しています。
除菌したら安心?
除菌に成功すると胃がんの発症リスクは低くなりますが、ゼロにはなりません。除菌後も毎年、胃カメラによる定期検査を受けることをおすすめします。
除菌後も毎年、胃カメラで確認しましょう
よくある質問
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ピロリ菌に感染しているか、どうすればわかりますか?
- 血液検査や呼気検査で調べることができます。いずれも体への負担が少ない検査です。気になる方はお気軽にご相談ください。
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除菌治療中に気をつけることはありますか?
- 服用期間中の飲酒は控えてください。また、薬を飲み忘れると除菌率が下がるため、7日間しっかり飲みきることが大切です。
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除菌に失敗した場合はどうなりますか?
- 1回目の除菌が成功しなかった場合は、薬の種類を変えて2回目の除菌治療を行います。2回目の成功率を合わせると、95%以上の方が除菌できるとされています。
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ピロリ菌の検査・除菌治療は保険適用ですか?
- 内視鏡検査でピロリ菌感染が確認された場合、除菌治療は保険適用となります。詳しくは受診時にご確認ください。

